痩身エステのローン返済で

デザインの専門学校に通う為に田舎から都会に出て学生寮に入った頃の話。

繁華街でエステの勧誘にあい、田舎者の私はころっと騙されてローンで痩身エステの契約をしてしまいました。返済総額は約100万円…親からの月の仕送り3万のうち、2万をローン返済にあてる生活が始まりました。

学生時代の3年間は学生寮で食事が出るので遊びさえ控えれば生活はできたのですが、問題は社会人になってからです。

念願のデザイン事務所に就職したはいいものの、この業界は新人のうちは安月給が当たり前の世界なのです。

月10万の給料から家賃6万、ローン返済2万を引いた残り2万で生活をしなければならず、食費は自炊して出来る限り切り詰め、風呂も基本2日に一回、電気代節約のためにテレビもエアコンもつけず、交際費もないので友達と外で遊ぶことも我慢してなんとか暮らしていました。

まさに借金地獄の毎日でした。あの借金地獄から抜け出せたのは本当に奇跡だと思っています。

生活も辛かったですが、当時何より一番辛かったのはローンの理由が理由だけに恥ずかしくて完済までの約4年間、誰にも相談が出来なかった事です。

返済の事を打ち明ける相手が居ない中、好きな事もできずひたすら貧乏生活を続ける日々は当時20代前半の女としては情けなくてたまりませんでした。

若気の至りとはいえ、痛い勉強代となりました。

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